ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
東アジアカップを戦う日本代表は決戦の地・武漢に到着し、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が記者会見に臨んだ。
国内組のみで中国へ乗り込んだ日本代表だが、直近のJリーグは過密日程で選手たちは疲労を溜めたままだ。ハリルホジッチ監督もこの点を心配しているようで、「1週間とか3日あればよかったが、残念ながらそういう時間を与えられていなかった」とスケジュールの厳しさを嘆いた。
そして怪我を抱えた選手が3人いることも明かし、「まだ一度もトレーニングできていませんし、一番大事なのは疲労回復です。明日の午後は少し回復したい」と述べている。
今回の日本代表には多くの初選出メンバーがいる。ハリルホジッチ監督は「まず彼らを呼んだということは、彼らに期待しているということですし、見たいということ」と招集の意図を説明し、「彼らが試合に出るかどうかはまだ分かりませんが、できるだけ多くの選手を使いたい」と貴重な戦力発掘の機会に意欲を見せた。
連覇を目指す今大会、ハリルホジッチ監督は3つのプランを用意している。「どれを使うかは選手の状態を見てから決めたい」と指揮官は述べ、初戦のスタメンも今後のトレーニングを見て決めるとした。
ハリルホジッチ監督曰く選手たちは「ものすごいやる気と野心を持っている」。調整の難しさだけでなく、プレッシャーとも戦わねばならないが、新たな日本代表は監督の期待に応えられるだろうか。
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