レアル・マドリーを“押しこむ”ことを選択したミラン
日本代表FW本田圭佑が所属するミランは30日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でレアル・マドリーと対戦し90分間で0-0と引き分けに終わった。勝敗はPK戦で決められ、マドリーが10-9で勝利を収めている。
インテル戦に続き今季2試合目となる“真剣勝負”となったマドリー戦。この試合ではミランが中4日に対してマドリーが中1日と両者のコンディションの差は明らかだった。それゆえかミランの指揮官シニシャ・ミハイロビッチ監督はマドリーを“押しこむ”ことを選択した。
ミラン攻撃陣のスターティングメンバーは4-3-1-2の2トップにFWエムバィエ・ニアンとFWアレッシオ・チェルチが出場、トップ下にはMFスソを置いた。前線の3選手は時には横一線になり積極的にマドリーにプレッシングをかけ続けた。これにより前半はミランがペースを握る時間帯が続いたものの、効果的な攻撃は繰り出せずニアンの個人技による突破が数回みれただけだった。
競争が激化しており今季のミランを占う上でも注目を集めるトップ下だが、この日はMFジャコモ・ボナベントゥーラが負傷により欠場。先発出場を果たしたスソは無難なプレーに終始しアピールをすることができなかった。
一方で、FW陣ではニアンは継続して印象的なプレーを続けており、新加入のFWカルロス・バッカとFWルイス・アドリアーノの2トップに割って入る可能性はありそうだ。チェルチはこの日も孤立した場面が多くみられ、今季も出番は少なくなりそうな状況だ。