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プレミア開幕まで1週間。本番仕様のマンU、PSG戦で見せた可能性と2年目の不安要素

text by 編集部

スーパーサブ=ペレイラという希望。創造性の欠如をいかに補うか

プレミア開幕まで1週間。本番仕様のマンU、PSG戦で見せた可能性と2年目の不安要素
アンドレアス・ペレイラは左サイドで輝きを放った【写真:Getty Images】

 PSG戦で不発に終わった攻撃陣には、アンドレアス・ペレイラという光明が差した。後半開始から投入されたベルギー生まれのU-20ブラジル代表MFは、左サイドから精度の高いクロスを入れ続け、タメを作って攻撃の起点となっていた。

 プレシーズンを通して出場機会を得ていた19歳は、これまで控え組の一員としてしかプレーしていなかったが、この日は主力組の中で存在感を放ち、新たなスーパーサブとしての可能性を感じさせている。

 一方で、19歳の若手がアクセントになるほど攻撃に迫力が足りていないとも言える。ディ・マリアが退団濃厚となった今、1本のパスやドリブル、創造性を発揮して攻撃のスイッチを入れる役割を担える人材がいないのだ。マタやヤングも奮闘しているが、リズムが一定になりがちのユナイテッドを1プレーで変えるだけの力はない。

 かつてオールド・トラフォードで猛威を振るった怪物クリスティアーノ・ロナウドを復帰させるのではとも囁かれているが、想像を絶する大金が必要なため現実的ではない。本格的な開幕までにファン・ハール監督がオフェンスをいかに改革するのか、そしてプレシーズンで浮かび上がった課題をどう解決するのか。優勝という結果が求められる今季、その手腕を問われる時が来ている。

【了】

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