トップ下なら「間違いなく結果は出てくる」
「正直、監督はどう思ってるか分からないですけど、自分的には完全に『はまり役』というか。これで続くのならば、間違いなく結果は出てくるかなって感じはしてます。
ようやくトップ下に戻ってきたんで、今回は感覚を戻すってことだったんですけどね。トップ下は独特ですから、微妙なボールの受け方、例えば、1m違ったら受けれるところで受けれなくなったりもするわけで、それを早く取り戻したいなと。(開幕まで)あと1ヶ月あるんで、その辺はもっとよくなると思います」と本人も自分なりのトップ下感覚を研ぎ澄ませる作業を進めていくという。
そうすることで、ルイス・アドリアーノとバッカという破壊力ある2トップとの関係も向上し、結果が出るようになり、指揮官の信頼も深まるという好循環が生まれるはずだ。
「やはりミランというクラブでプレーする以上は、常に世界トップレベルを守備でも攻撃でも求められる。単純に個で3人4人抜くって攻撃は、今の年齢からはできないですけど、連携面であったり、1つ1つのパスの質、コンビネーションってところは、2~3人絡めばたいていの組織を崩せるレベルにある選手が揃ってると思う。当然ながら『ミランでプレーする上で求められることは高いよ』って意味で、そういうところは満足せず、常に追い求めていきたいところですよね」と彼は目を輝かせた。
8月2日に同じ中国で開幕する東アジアカップ(武漢)に挑む日本代表の動向にも目を配りつつ、新戦力の台頭をいい刺激にして、新シーズンの開幕へと突き進もうとしている本田。ミラン3シーズン目の今季は一味違った姿を我々に見せてくれそうな予感がする。
移籍報道もまだ完全に消えたわけではないが、この調子でミハイロビッチ体制の軸に滑り込んでいってほしいものだ。
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