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本田圭佑 9年前

「間違いなく結果は出る」。トップ下での自信深める本田圭佑、新監督のもとで掴んだ“感覚”

ミランは中国で開催されているインターナショナルチャンピオンズカップでレアル・マドリーと対戦した。試合はスコアレスで90分を終え、PK戦の末に敗れてしまったが、本田圭佑は今大会を通じて大きな手応えを掴んだようだ。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

マドリーと対戦したミラン

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前半の本田圭佑はベンチスタートとなった【写真:Getty Images】

 2015/16シーズンの前哨戦と位置づけられたインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)中国ラウンドも30日のレアル・マドリー対ミラン戦(上海)がラスト。中1日のマドリーと中4日のミランでは明らかにコンディションに差があり、マドリーは27日のインテル戦(広州)で見せたような爆発的な攻撃力を示せなかった。

 それでもやはり世界屈指のタレント集団だ。彼らは要所要所でクリスティアーノ・ロナウドやクロース、イスコらが強烈なシュートを放ち、相手に脅威を与える。後半15分過ぎからは一方的に攻め込むが、0-0のまま90分が終了。

 試合は大会規定でPK戦に突入し、11人目までもつれ込んだが、最終的にマドリーの守護神キコ・カシージャがミランGKジャンルイジ・ドンナルンマのシュートを阻止。10対9でマドリーが勝利し、首尾よく大会王者の座を手に入れた。

 この一戦に向けて、ミランの方は25日のインテル戦(深セン)と同じ中盤ダイヤモンド型の4-4-2で挑んだ。前半は2トップにニアンとチェルチ、トップ下にスソ、右MFにポーリ、左MFにベルトラッチ、アンカーにデヨンクというインテル戦前半の陣容に近い攻撃陣で戦ったが、ニアンの個人的な打開くらいしか得点につながりそうな形がなかった。本田と同ポジションを争うスソも見せ場らしい見せ場はほとんど作れなかった。

 そこでシニシャ・ミハイロビッチ監督は後半頭からがらりとメンバーを交代。今季期待の新戦力であるルイス・アドリアーノとバッカの2トップを並べ、本田をトップ下に起用。右MFにモントリーヴォ、左MFにマウリ、アンカーにデヨンクと、中盤から前の並びを入れ替えた。

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