「BVBのボスはEL予選を眺めて冗談を言った」
オヤジギャグは万国共通なのかもしれない。
「ボルフスブルクよりはボルフスベルクのほうがいいな」
ドルトムントのハンス・ヨハヒム・ヴァツケ社長は、7月30日のヨーロッパリーグ3回戦の対戦相手が、FCシャフティオール対ボルフスベルガーACの勝者となることを知ると、そうコメントした。29日付の『シュポルトビルト』誌が報じている。
昨季ポカールの決勝でボルフス“ブ”ルクに煮え湯を飲まされた社長は、オーストリアの田舎町ボルフス“ベ”ルクを本拠地とするチームとの試合を望んだ。『シュポルトビルト』誌は「BVBのボスはEL予選を眺めて冗談を言った」と記している。
かくしてボルフスベルガーACは2回戦を勝ち上がり、ドルトムントと対戦することとなった。
12年に1部へと昇格したボルフスベルガーACは、昨季のオーストリア・ブンデスリーガを10チーム中で5位に終えている。ディトマール・クーバウアー監督は、選手時代はボルフス“ブ”ルクに所属したこともある。
7月10日のテストマッチでは、シャルケに3-1で勝利した。決して侮ることは出来ない。とは言えドルトムントとすれば、15/16シーズンで最初の公式戦を勝利で終えたいところだ。ボルフスベルクは、ボルフスブルクではない。
ドルトムントはこれまでのプレシーズンで7試合をこなし、41得点4失点の6勝1敗という結果を残している。ギュンドアンは「現時点ではとても満足している」と27日付の『キッカー』紙に述べた。