ヴォイチェフ・シュチェスニー【写真:Getty Images】
セリエAのローマは29日、アーセナルからポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーを獲得したと発表した。契約は1年間の期限付き移籍となっている。
アーセナルの下部組織で育ち、ブレントフォードへのレンタルを経て本格的にトップチームの正GKへと成長したシュチェスニーは、プレミアリーグ通算132試合に出場した。しかし、昨季後半戦はコロンビア代表のダビド・オスピナにポジションを奪われ、今季もチェルシーからペトル・チェフが加入したことで出場機会が保障されていないため移籍を決断した。
シュチェスニーはローマ公式のインタビューで「ローマからオファーが来た時、アーセン・ヴェンゲル監督に話を聞いた。彼はローマに加わってチャンピオンズリーグ(CL)でプレーし、セリエAのタイトルに挑戦することは、成長のために非常にいいことだと僕に言ったんだ」と、恩師のアドバイスが移籍を後押ししたと明かしている。
また、リール時代に現ローマのルディ・ガルシア監督から指導を受けたマテュー・ドビュッシーからもアドバイスをもらったという。
移籍を喜ぶシュチェスニーは「僕はこのクラブのためにベストを尽くし、この1年間に心と魂を捧げる。たくさんの勝利と、シーズン終了時には数々のトロフィーをもたらせるよう信じている」と語り、新天地での挑戦に意気込んだ。イタリアではベテランのモルガン・デ・サンクティスとポジション争いに臨むことになる。
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