アルベルト・アクイラーニ【写真:Getty Images】
昨季フランス・リーグ1を2位で終えたリヨンがイタリア代表MFアルベルト・アクイラーニ獲得に強い関心を抱いているようだ。イタリア『スカイ』などが伝えた。同選手はフィオレンティーナを退団し、現在は所属クラブがない状態となっている。
ヨアン・グルキュフを放出し、負傷でグエイダ・フォファナとクレマン・グルニエを起用できないリヨンは新たな攻撃的MFの確保を望んでいる。
アクイラーニの他にカーンのエヌゴロ・カンテ、ヴァランシエンヌの17歳ルーカス・トザート、ナンシーのルーカス・ルサンバも候補に挙がっているが、アクイラーニはその中でも間違いなく最高の経験と実力を備えている。
リヨンのジャン=ミシェル・オラス会長は「クレマン(・グルニエ)の負傷は深刻な問題。我々が同じポジションに2人の補強を目指すのか? 非常に重要なシーズン開幕前、クラブの野望を尊重するならば何でも起こりうる」と補強の可能性を否定しない。
フィオレンティーナに所属した昨季は、25試合に出場して得点やアシストなしという失望のシーズンを過ごしたアクイラーニ。
かつてローマやリバプール、ミランでもプレーした実力者ながら負傷に悩まされて飛躍のきっかけを掴めず、30歳を迎えてついに無所属となった。イタリア屈指の実力は司令塔の未来はフランスにあるのだろうか。
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