アーセナルのヴェンゲル監督(左)とチェルシーのモウリーニョ監督(右)【写真:Getty Images】
チェルシーのモウリーニョ監督は、アーセナルがここ数年で自らのチームより補強に資金を費やしていることを批判したが、当のアーセン・ヴェンゲル監督は全く気にしていないようだ。英局『BBC』など複数のメディアが28日付で報じた。
モウリーニョ監督は今週月曜日の記者会見で、「過去3、4年に他クラブが費やした金額を合わせると、驚くことになるだろう」とライバルクラブの補強を批判した。
特にアーセナルについて「メスト・エジル、アレクシス・サンチェスに加えてカラム・チェンバース、更にはマシュー・デビュシーの移籍金を足すと驚くことになるだろう」と推定合計1億50万ポンド(約197億円)を費やした選手の名前を挙げた。
そして「ファンタスティックなチームで、いい選手とファンタスティックなキーパーがいる。彼らは間違いなく優勝候補だろう」と皮肉たっぷりにライバルの来シーズンについて語っている。“ファンタスティックなキーパー”とは、チェルシーで11年間ゴールマウスを守ったペトル・チェフのことである。
ヴェンゲル監督はこのコメントに対して間接的に「我々はお金を費やさなければいけない時に使っており、誰かが何を考え、何を言おうが聞くつもりは無い」と自身の補強の方針を主張した。
さらに「私は様々な批判を受ける。補強に充分お金を費やしていないと言われたり、費やしすぎてると言われたりもする。だから外部の人間には喋らせておけばいいんだ」と、モウリーニョ監督を意に介さない素振りをみせた。
両チームは8月2日のFAコミュニティ・シールドにて相交えることになるが、ヴェンゲル監督はモウリーニョ監督との対戦で過去13戦で勝利したことがない。
アーセナルはこの試合でライバルに勝って弾みをつけ、モウリーニョ監督を黙らせることは出来るのだろうか。
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