ユリアン・ドラクスラー【写真:Getty Images】
日本代表のDF内田篤人が所属するシャルケのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー(21)は、移籍が噂されていたイタリア王者ユベントスに加入せず、チームに残留することが決まったようだ。
ユベントスは先日、シャルケとボーナス付きの2500万ユーロ(約34億円)でクラブ間合意に達し、ドラクスラー本人との合意もすでに取り付けていた。しかし、同クラブは今週から始まった最終交渉の場でシャルケから移籍金3000万ユーロ(約41億円)を要求されたと報じられ、クラブ間交渉の行方が注目されていた。
伊TV局『メディアセット』が伝えるところによると、シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)は「27日の午後にユベントスからの具体的なオファーが届いた。しかし、断わることにした。これ以上は交渉を続けるつもりはないとユベントスに警告した」と話し、ドラクスラーの移籍が破談に終わったことを明らかにした。
ユベントスは新10番候補としてドラクスラーに白羽の矢を立てたが、ドイツの若手有望株を獲得するには至らなかった。今夏に主力選手が大幅に入れ替わった“ビアンコネーロ(白と黒)”は、来シーズンのスクデット5連覇に向けて軌道修正を強いられることになった。
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