ボスニアの名門FKレオタール・トレビニェへの加入が決まった小高拓真【写真:(株)イルマックス】
ボスニア・ヘルツェゴビナのFKレオタール・トレビニェは、MF小高拓真(おだかたくま)と1年契約を締結したことを発表した。
FKレオタールはボスニアのプルヴァリーガに所属。ユーゴスラビアから独立後の2002/03年シーズンには初代リーグチャンピオンに輝いた名門クラブで、チャンピオンズリーグの出場経験もある。
かつてFC東京やセレッソ大阪で指揮を執ったランコ・ポポビッチ監督(現レアル・サラゴサ)も現役時代は同クラブでプレーしている。
23歳の小高は2010年に大宮東高校を卒業し、神奈川県社会人リーグ2部の日本工学院FCに加入。ボランチの他、右サイドバックやセンターバックもこなせるユーティリティ性が売りの選手だ。
今年5月に都内で行われたセレクションに参加していた小高を、FKレオタールのスカウトが直接視察。報告を受けた会長やGM、強化部長、監督らが緊急ミーティングを行い、満場一致で獲得に至った。
念願の欧州クラブ挑戦の夢が叶った小高は、「ヨーロッパの名門クラブへの入団が決まり、本当に嬉しいです。これに満足することなく、日々の練習に全力で臨み、開幕スタメンの座を勝ち取りたいですし、レオタールで結果を残し、ヨーロッパのビッグリーグ、ビッグクラブからのオファーを狙いたいです」と喜びを語っている。
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