インテルのDF長友佑都【写真:Getty Images】
中国で27日に開催されたインターナショナルチャンピオンズカップのレアル・マドリー戦を終えたインテルの日本代表DF長友佑都は試合後、これまでのプレシーズンを振り返った。
マドリー戦での出場はわずか8分間と決して多くの出場時間を与えられたわけではなかった長友。プレシーズンではサイドバック以外のポジションもこなしているが、それも今後の自身の経験になると語っている。
「短い時間しか今日も出てないので、状況が分からないですけどね。将来のために、前もやったり3ボランチの右やったりもしましたけど、これがまたサイドバックなんだろなと思う。中盤の選手の気持ちも分かるだろうし、どういうボールをもらいたいのかとかね。そういうことも分かるだろうし、経験という意味では良かったんじゃないかと思う」
インテルは今夏、バルセロナからマルティン・モントーヤを獲得するなどサイドバックり層が厚くなっている。それでも、「競争はどこにいてもある。それはインテルだけじゃなくて日本代表でもそうだし、どこのチームに行っても同じ。結局はそれを勝ち抜かないといけない。それはやっぱり日々の努力しかないと思う」と、ポジション争いを勝ち抜く姿勢を示した。
昨季は負傷のため出場機会が減り、ベンチスタートとなる試合も多かった。それでも、「チームのために戦うだけなので、勝利のために自分が何ができるかを考えている。それはスタメンで出てもそうだし、途中から出てもチームのために働くだけ」と述べた。
そして最後に、再三報道されている移籍について聞かれると、「もちろん選手である以上はフルでできる環境が一番いいとは思います」と答え、より多くの出場機会を得ることを望んだ。
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