ブラジル代表MFフレッジ【写真:Getty Images】
先日閉幕したばかりのコパ・アメリカに出場していたブラジル代表MFフレッジにドーピング違反があった可能性があると、27日にブラジル『ESPN』が報じている。
ウクライナのシャフタール・ドネツクに所属する22歳のフレッジは、ドゥンガ監督の下で昨年11月にブラジル代表デビューを果たし、コパ・アメリカではグループステージ初戦のペルー戦と第2戦のコロンビア戦でプレーしていた。
しかし、その大会中に行われたドーピング検査で、ヒドロクロロチアジドという利尿剤の成分が検出されたという。これは禁止物質の痕跡を消すために用いられることが多く、併せて使用が禁止されている。
世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が定めた禁止物質リストにも「利尿薬もしくは隠ぺい薬」の扱いで掲載されており、フレッジから採取した2つ目の予備サンプルの検査でも陽性反応が出れば長期の出場停止処分を科される可能性が高い。その検査結果は28日中にも発表される見込みだ。
【了】