トルース夫人と笑顔を見せるファン・ハール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイ・ファン・ハール監督は、クラブとの契約が満了する2017年に監督業を引退することを考えていると、英メディア『BBC』が伝えている。
ファン・ハール監督は1991年からアヤックスで指導者としてのキャリアを始めると、これまでバルセロナやバイエルン・ミュンヘンを渡り歩き、数々のタイトルを獲得してきた。また、母国オランダの代表監督も務め、2014年ワールドカップ・ブラジル大会では3位入賞を果たしている。
ユナイテッドで2年目を迎えようとしているファン・ハール監督は、遠征先の米国での会見で「妻に約束したんだ。我々が一緒にいられる時間は何年もあるわけではない。私は監督としてのキャリアで中で全てのことをやってきた。妻に会って良い関係になれたと思ったときに、55歳でやめるつもりだと言ったんだ。だが、私はまだ仕事をしていて、来週には64歳になる」とコメント。
続けて「プレミアリーグだけが唯一の望みだった。そして私は今ここにいる。お金を稼ぐためにカタールに行かなければならない? 私はそうは思わない。自分自身の人生や妻との関係を楽しむことも必要なんだ」と話し、ユナイテッドが監督業の最終地点になることを示唆した。
ユナイテッドは今夏、FWメンフィス・デパイ、MFバスティアン・シュバインシュタイガー、MFモルガン・シュナイデルランなどを含めた大型補強に成功している。監督期間は残りわずかと宣言するオランダの名将は、今後2シーズンでプレミアリーグの頂点を制することはできるだろうか。
【了】