昨季はフィオレンティーナへ期限付き移籍していたモハメド・サラー【写真:Getty Images】
プレミアリーグのチェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、エジプト代表FWモハメド・サラーについて言及した。26日付けのイギリス紙『デイリー・スター』が報じている。
昨季はフィオレンティーナに期限付き移籍していたサラーには、ローマやインテル、ユベントスなどが獲得に興味を持っている。フィオレンティーナも完全移籍に向けて動いていたが、1900万ユーロ(約26億円)と年棒300万ユーロ(約4億円)などがネックとなり、交渉は進展していない。
移籍が噂されるサラーについてモウリーニョ監督は「彼は私のチームに所属しておらず、彼がチームに残ることもない」とコメントし、保有権を持っているチェルシーに戻ってくることはないことを明言した。
「重要なことは、彼がフィオレンティーナで活躍しているということだ。だから、私は彼を期限付きに出したことに満足している。しかし、今度はフィオレンティーナではなく、ローマかインテルかユベントスになるのか、私はよく知らない」
サラーはマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したスペイン代表MFフアン・マタの代役として1500万ポンド(約25億6500万円)でバーゼルから獲得。
チェルシーでは大きなインパクトを残すことが出来なかったサラーだが、冬からフィオレンティーナへ期限付き移籍した昨季はセリエAで16試合に出場し、6得点を記録。ヨーロッパリーグでも8試合に出場するなど躍動した。
しかし、サラーはフィオレンティーナ以外のイタリア国内のクラブへ移籍することを望んでいるようだ。
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