「いつの時代も100%でプレーする努力家の背中を押してくれる」
ターナー記者もレスター時代の阿部の魅力について良い思い出をもっている。
「勇樹はサポーターの間でかなり人気があったし、専用のチャントも存在していた。彼は勤勉なだけではなく、信じられないほど全員に対して礼儀正しかった。ピアソン前監督がクラブに復帰してからはチームを離れてしまったが、それには理由があったのだと思う」
岡崎がレスターとの4年契約を全うするためには、リーグに素早く順応し、彼自身のやり方で好機を逃さないことが必要不可欠である。
「体を粉にし、思う存分プレーすること」が、サポーターを味方につけるためのターナー記者からのアドバイスである。「イングランドのファンはいつの時代も100%でプレーする努力家の背中を押してくれるし、最初のうちは得点が少なくても不都合なことはない」
バジさんも賛同する。
「はっきり言って、岡崎は得点を獲らなければならないし、リーグのペースについていく必要がある。ファンは彼にチャンスを与えるが、ハードワークやボールに執着する姿を示さなければならない。もちろん、彼自身のために得点することも重要だ」
岡崎はこれまでのキャリアで著しい実績を残してきたが、プレミアリーグで成功を収めることは疑いもなく彼にとって最もタフな挑戦となるだろう。
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