長友佑都が移籍について語る【写真:Getty Images】
【ミラン 1-0 インテル ICC】
インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のミラン対インテルの一戦が25日、中国で行われ、ミランがインテルを1-0で下した。
先発した長友佑都は試合後、報道陣の取材に応じ、噂されている移籍について言及した。
移籍先について様々なクラブが噂されるなど、報道は日々過熱している。だが本人は、「全然気にならないです、僕は。コンディションを上げるところに集中しているので。僕は自分が今やるべきことに集中してやってますんで、どうなるかは神のみぞ知る、なんでね」といたって冷静だ。
また、「残るにしても移籍するにしても、僕の縁のあるクラブ。インテルにまだ縁があるんだったら残るし、他のチームに縁があるんだったらあるんで、やるべきことをしっかりやりたいと思います」と今夏の移籍市場でどのような結果になろうともポジティブに受け止めることを示した。
振り返れば、チェゼーナからインテルへ移籍した時も突然の出来事だったが、あれよあれよという間に決定した。移籍市場は“何でもあり”というのは本人も承知している。
「(割り切りは)あります、あります、全然。何が起こるかわからないですからね、移籍市場は。クラブとクラブの問題もあるし、僕自身はホントに欲してくれるクラブがあるなら、しっかりと話し合いたいと思う」
最後に記者陣から「これだけ移籍の話が出るってことは、いろんなクラブから高く評価されているということでは?」と質問され、「まあ、ありがたいことですけどね。まあまあ(笑)、自分はいるところでしっかりとやるべきことをやります」と笑顔を浮かべながらも、長友らしいしっかりとした口調で締めくくった。
果たして新シーズン、長友はどこでプレーしているのか。1つだけ確かなのは、残留への絶対的なこだわりはない、ということだ。たとえ名門から去ることになっても、新天地で輝く道を模索する。日本屈指のサイドバックに、恐れはない。
【了】