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元豪代表キューウェル氏、プレミア昇格組ワトフォードのU21チーム監督就任

text by 編集部 photo by Getty Images

元豪代表キューウェル氏、プレミア昇格ワトフォードのU21チーム監督就任
ワトフォード下部組織で監督に就任するキューウェル氏【写真:Getty Images】

 2015/16シーズンからイングランド・プレミアリーグに昇格するワトフォードは23日、元オーストラリア代表MFのハリー・キューウェル氏(36)がU-21チームの監督に就任することを発表した。

 1996年にリーズでキャリアをスタートさせたキューウェル氏は、欧州屈指の左利きドリブラーとして評価を高め、2003年にリバプールへ移籍。2005年にはオーストラリア人として初めてチャンピオンズリーグのタイトルを獲得した選手となり、その後はガラタサライ、メルボルン・ヴィクトリー、アル・ガラファ、メルボルン・ハートを経て、2014年3月に現役を引退した。また、オーストラリア代表の一員として2度のW杯を経験し、通算56試合で17得点を挙げた。

 ワトフォードのルーク・ダウリングSD(スポーツ・ディレクター)はキューウェル氏の監督就任について「ハリーがU-21チームの新監督してクラブに加わってくれて嬉しい。彼は選手として成功に満ちたキャリアを築き、確かな実績を持って才能ある若い選手を育てることになる。彼の知識と経験は、U-21チームにいる才能豊かな選手だけではなく下部組織全体にとって有益なものになるだろう」とコメントしている。

 なお、ワトフォードのオーナーを務めるジャンパオロ・ポッツォ氏は、イタリア・セリエAのウディネーゼやスペイン・リーガエスパニョーラのグラナダなど複数のクラブを所有しており、世界中に敷かれたスカウト網によって引き抜かれた安価な選手を育成してビッグクラブに売る経営スタイルを掲げている。

【了】

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