アーセナルを退団した元フランス代表MFアブ・ディアビ【写真:Getty Images】
今夏でアーセナルとの契約が満了となり、退団が決定した元フランス代表MFアブ・ディアビに、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)が興味を示しているようだ。23日付の英紙『バーミンガム・メール』が伝えている。
ディアビは2006年に母国フランスのオセールからアーセナルへ移籍。クラブ在籍10年目はFWセオ・ウォルコットに次いで最古参の選手だったが、相次ぐ負傷に悩まされ、ついに退団となってしまった。
アーセナル加入後、ディアビが負傷した回数は40回以上にもなる。在籍した10年間で出場できるリーグ戦360試合のうち、出場したのはわずか124試合。負傷していた期間は1224日に上り、換算するとおよそ3年半にあたる。昨季はリーグ戦での出場は1試合もなかった。
しかし、WBAのトニー・ピューリス監督がディアビの才能を高く評価。フリーで獲得できるということもあり、獲得に前向きとされている。
そのプレースタイルから、かつてのクラブのレジェンドの名前をとって“パトリック・ヴィエラ2世”と呼ばれていたが、その才能をコンスタントに発揮することはなかった。
果たして「未完の大成」は、新天地で花開くだろうか。
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