ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は23日、中国で開催されるEAFF東アジアカップ2015に向けたメンバーを発表した。
指揮官は会見の冒頭に不満を述べた。
「50人のリストを発表した後、11人がケガをした。これは警告として受け取らなければならない」
連日30度前後を記録する酷暑の中、J1はミッドウィークとなる7月15日(水)に2ndステージ第2節を開催し、22日(水)にはガンバ大阪とサガン鳥栖も試合を行った。
これは当然、2ステージ制による1週間の中断と東アジアカップ開催による中断による影響となるが、ハリルホジッチ監督は「来年以降は代表監督としてカレンダーに対するアイデアを出したい」と語った。
さらに「この大会に向けても1週間の準備期間が欲しかった」と真夏の過密日程を嘆いた上で、「かなり難しくなることを想定している」と警戒心をあらわにした。
「中国は気温が40度、湿度が70%以上となる。さらに4チームが1つの場所で練習することになるかもしれない」
十分ではない準備期間に加えて過酷な環境で大会連覇を目指すハリルジャパン。それでも、指揮官は最後に「負けるための準備はしない。メディカル、フィジカルスタッフと移動に関してしっかりと準備をしたい。料理長も2人連れている」と最大限の努力をする意思を示した。
その上で、海外組不在の今大会の最大の目的として「新しい選手を見つける」とし、「Aチームに入るために彼らの能力と価値を私に見せて欲しい」と選手たちへメッセージを送った。
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