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トッティ、イニエスタ、セニ。ひとつのクラブにキャリアを捧げる10人の『One Club Man』【海外編】

text by 編集部 photo by Getty Images

8.リオネル・メッシ(バルセロナ)

トッティ、イニエスタ、セニ。ひとつのクラブにキャリアを捧げる10人の『One Club Man』【海外編】
リオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 ニューウェルス・オールドボーイズの下部組織でプレーしていた幼少期、当時のカルレス・レシャックSD(スポーツディレクター)が、「あの少年と今すぐに契約するんだ!」と言い、紙ナプキンで契約を交わしたという逸話はあまりに有名である。

 当時のメッシは成長ホルモンの分泌に障害を抱えており、当初のバルサは身長140cmのメッシの加入に乗り気ではなかったと言われている。しかし、その才能に惚れ込んだレシャック氏が必死に説得したことでバルサの下部組織加入に至った。

 レシャック氏は、「私はメッシをバルサに連れてきた男と呼ばれているが、『もし火星人が目の前を通り過ぎれば誰でもわかる』と答えているよ。メッシはそれだけ別格だった」と語っている。

 2004年にバルサBから昇格したメッシの活躍を説明する必要はないだろう。6年連続でリーグ戦40得点に加え、リーグ単独トップとなる24回のハットトリックなど様々な記録を樹立。リーグ、CLなどクラブレベルで獲得できるタイトルやバロンドールなど、輝かしい功績を欲しいがままにしている。

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