放出候補に挙げられているシャキリ、長友、ファン、サントン(左から)【写真:Getty Images】
今夏の移籍市場で積極的な動きを見せるインテルだが、同時に“リストラ”を敢行して人件費の大幅な削減と補強資金の確保も狙っているようだ。22日に伊『トゥットメルカートウェブ』が放出候補イレブンを掲載した。
GKからFWまで揃えて1チームを作れるほどの余剰人員がいるインテル。記事ではGKフランチェスコ・バルディ、DFにダビデ・サントン、マルコ・アンドレオッリ、ネマニャ・ヴィディッチ、ジャン・ジェズス。MFにエセキエル・スケロット、フレディ・グアリン、サフィル・タイデル、そして長友佑都。2トップにシェルダン・シャキリとサムエレ・ロンゴが挙げられた。
かねてよりドイツ方面への移籍が噂されるシャキリや、イングランド復帰の可能性が報じられたヴィディッチ、さらにジェノアからの関心が伝えられた長友など昨季までの主力メンバーをも多く含まれている。
また、彼ら11人を放出することで移籍金や支払うはずの給与など合わせて8000万ユーロ(約108億円)ほどの財政的余裕が生まれるとされている。決して潤沢な資金を誇るクラブではないインテルだけに、人員整理を早急に進めたいと考えているだろう。長友やグアリン、シャキリらをいくらで売却できるか、交渉力も試されている。
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