マット・ライアン【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラのバレンシアは21日、ベルギー1部のクラブ・ブルージュに所属していたオーストラリア代表GKマット・ライアンの獲得を発表した。
今年1月のアジアカップでは母国の初優勝に大きく貢献したライアンは、バレンシアと2021年6月末までの6年契約にサインした。昨季終盤まで正GKを務めたジエゴ・アウベスがひざの負傷で年明けまで起用できないため、ジョエル・ロドリゲスとの新シーズンの正守護神争いに挑むことになる。
移籍に際しクラブ公式HPで「バレンシアのようなビッグクラブに来られて非常に幸せで、興奮している。僕のキャリアにおける大きな一歩だ」と喜びを語ったライアンは、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した昨季のチームを称賛した。
かつてテネリフェでプレーしたアウレリオ・ヴィドマーやオサスナでプレーしたジョン・アロイージ以来、リーガ史上3人目のオーストラリア人となったライアンは、バレンシアのトップチームでプレーする初めてのアジア人選手でもある(指宿洋史はトップチームに登録されていない)。
名実ともにアジア最強守護神の座を手にしようとしている23歳は、スペインの地で成功を勝ち取ることができるだろうか。
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