アーセナルのGKヴォイチェフ・シュチェスニー【写真:Getty Images】
アーセナルに所属するポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーに、イタリア行きの噂が浮上している。21日付の英紙『デイリー・メール』が報じている。
シュチェスニーを狙っているのはローマのようだ。同紙は、ポーランド代表GKが期限付き移籍でローマに向かう可能性があると伝えている。
アーセナルは先日、チェルシーからチェコ代表GKペトル・チェフを獲得。チェルシー在籍11年間で4度のプレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)を制覇するなど、クラブの黄金期を支えてきた。
シュチェスニーにとっては正GK確保に向けて強力なライバルがやって来たことになるが、もう一人の守護神とポジションを争わなければならない。
コロンビア代表GKダビド・オスピナは、昨季のプレミアリーグで1試合平均の失点率、セーブ率、クリーンシート率でリーグトップの数字を記録。出場した試合ではチェフを上回るデータを叩き出している。
シュチェスニーは昨季途中、オスピナに守護神の座を受け渡してしまったが、それは自身の素行に問題があったことが原因でもある。
第20節のサウサンプトン戦後にシャワールームで喫煙していたことが発覚。0-2で敗北を喫した試合だっただけにアーセン・ヴェンゲル監督が激怒し、以降シュチェスニーがリーグ戦でゴールマウスを守ることはなくなった。
ローマはポーランド人GKルーカス・スコプルスキがエンポリに期限付き移籍し、イタリア人GKジャンルカ・クルチが退団となっていた。昨季のセリエAを2位で終え、CLに出場するローマはGKの層を厚くする考えだ。
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