ペップの哲学とクロップの遺産を継承へ
ボーフム戦に先発した11人がビュルキを除いてクロップ時代の顔ぶれのままであるように、トゥヘルはクロップのDNAを受け継いで活かそうともしているようだ。運動量の豊富なカストロは、プレッシングを軸とするクロップのコンセプトに対しても違和感はない。
つまり現段階で言えることは、トゥヘルはペップの猿真似に走っているのではなく、創造的模倣を試みている、ということだ。トゥヘルは、ペップから得た見識やクロップが残した遺産といった材料を下に、バッド・ラガーツという「大きな実験室」に入った。
ボーフム戦で突然試された4-4-2が失敗に終わったように、そこから結果に結び付く何かが生まれる保証はない。しかしカンプルの偽9番から導かれるような、新しい発見と驚きがこの先待っていても不思議ではない。
サッカーはもっと自由なもの。トゥヘルがペップに視たのは、つまりそういうことなのかもしれない。
12日に行われたテレコムカップで、ペップは4人のサイドバックをDFラインに並べている。
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