長友佑都【写真:Getty Images】
インテル退団が噂されている日本代表DF長友佑都にジェノアが興味を示しているようだ。21日、伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数メディアが報じた。
同紙によれば、ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は長友獲得をアジア市場進出の足掛かりにしたいと考えており、インテルはディエゴ・ペロッティ獲得のためのトレード要員として長友を差し出す用意があるという。
『トゥットメルカートウェブ』は「長友はインテルでの冒険を終えた」と書き、すでに退団が既定路線であることを示唆。また「技術的に優れた選手で、日本の市場を開拓するために非常に素晴らしい投資だった。そしていま、すべてが変わろうとしている」と長友の功績を称えたうえで、クラブ再建に向けた改革の犠牲者かのように伝えている。
しかし、本人はイタリア国内での移籍を望んでいないようだ。再三インテルへの愛情を口にしてきた長友はプレミアリーグ進出を目指している。一方で以前ウェストブロムウィッチからの関心は伝えられていたものの、具体的な交渉まで進展しなかった。
開幕まで残り数週間となり各チーム新シーズンの陣容が固まりつつある中、長友はいかなる決断を下すだろうか。ジェノア移籍が実現すれば三浦知良がプレーした1994-95シーズン以来20年ぶり、クラブ史上2人目の日本人選手となる。
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