ポストプレーに優れる新相棒ウジョア
では、レスターの特徴はどうなのだろうか?
まずは、同じくデータサイト『Who Scored.com』が示すプレースタイルを見ると「右サイドアタック」「高いクロス精度」「ロングボール」「ワイドな攻撃」「多くのシュート本数」「非積極性」「オフサイドトラップ」となっている。
さらに、長所には「ボールロスト時の戻りの速さ」「カウンターアタック」などが挙げられる。
そして、データを見ても平均47%のポゼッションでロングボールは2139本。パス成功率が72%で縦パスの割合が68.3%、パスレンジは21mとなっている。これらは、守備に重点を置き素早い攻撃で得点を狙うという点においてマインツと共通するスタイルであることを示している。
例えば、昨シーズンを通して54%のポゼッションを記録したアーセナルはロングパスが1386本でパス成功率は84%、縦パスは65.7%、パスレンジは17mとなっているだけにそのスタイルの違いは明らかだ。
では、チームにはフィットする可能性は十分に高いといえるが、チームメイトとはどうなのだろうか?
ラニエリ新監督がどのようなフォーメーションを採用するかはまだ分からないが、過去のチームで見ても2トップを好む傾向にある。そのため、岡崎にとって最も重要となるのが、2トップを組むであろうアルゼンチン人FWのレオナルド・ウジョアとの相性だ。身長185cmとされるウジョアは、昨季チームトップの11得点を挙げたレスターのエースストライカーである。
ここでもデータサイト『Who Scored.com』を見てみると、185cmだけに「ヘディング精度」が長所に挙げられている。だが、ウジョアは高さだけの選手ではないことも示されている。
ヘディング以外の長所には「パス精度(ベリーグッド)」「決定力」「守備での貢献度」が挙げられており、そのプレースタイルは「くさびのパス」「ショートパスの多用」「積極的なタックル」「ファウルも辞さない姿勢」とされている。