トップ下を狙うユベントス【写真:Getty Images】
チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルの放出が近づいているユベントス。同クラブはその移籍金で新たな「10番」獲得を狙っている。20日、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じた。
ユベントスのファビオ・パラティーチSDはトップ下を獲得するためにドイツ入りしているようだ。同氏は3人の選手の獲得交渉を行なうとみられている。
1人目はバイエルン・ミュンヘンのマリオ・ゲッツェ。ボルシア・ドルトムント時代には日本代表MF香川真司ともプレーをともにした。同選手の代理人と交渉に臨むようで、その後バイエルンと会談するとみられている。しかしながら、ゲッツェの移籍金は5000万ユーロ(約68億円)と獲得のハードルは高い。
2人目は日本代表DF内田篤人が所属するシャルケのユリアン・ドラクスラーだ。近年成長著しい同選手の移籍金は2500万ユーロ(約34億円)とみられている。今日中にも代理人と交渉の場が設けられると報じられている。
3人目は、ここにきて候補に急浮上したヴォルフスブルクのケビン・デ・ブルイネ。昨季はヨーロッパリーグ(EL)でインテル相手に大活躍を収めチームのベスト8入りに貢献した。同選手も欧州屈指の人気銘柄だけに獲得の難易度は高いとみられているが、ユベントスは辛抱強く交渉するようだ。
候補3選手にはユベンティーノにビダル退団を忘れさせるだけでなく、アレッサンドロ・デル・ピエロやカルロス・テベスが背負った「10番」を受け継ぐ可能性もある。果たして、新たなトップ下は誰になるのだろうか。
【了】