国際サッカー連盟（FIFA）は20日、辞意を表明したゼップ・ブラッター会長の後任を決める選挙を、2016年2月26日にスイス・チューリッヒで実施すると発表した。

　FIFAのブラッター会長は先日、同連盟副会長ら計14人が贈収賄や資金洗浄の疑いで逮捕された汚職事件を受け、5選を果たした数日後の緊急会見で辞意を表明し、後任者が決定するまで一時的に職務を代行すると説明していた。そして、本日の臨時理事会で会長選の日程を協議し、正式な開催日付が決まった。

　会長挙には、前回の選挙でブラッター氏に敗れたヨルダンのアリ王子がすでに立候補を決めており、元ブラジル代表で日本代表監督も務めたジーコ氏や、リベリアサッカー協会のビリティ会長らも出馬する意向を示している。さらには、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏や韓国サッカー協会名誉会長の鄭夢準氏らも会長選出馬に関心を示している。

　なお、会長選の立候補者は、FIFA加盟209ヶ国のうち5協会の推薦を受け、選挙４か月前までに手続きを終わらせなければならない。

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