栃木を辞任する阪倉監督【写真:Getty Images】
J2の栃木SCは20日、同日付けで阪倉裕二監督(48)が辞任することを発表した。
阪倉監督は順天堂大を卒業後、1990年に当時JSLの古河電工(現千葉)に入部。Jリーグ創設後はハードワークが身上のDFとして日本代表にも選出された。1998年の現役引退後、横浜FCコーチや監督代行を務め、京都U-18では監督を歴任。2008年から栃木のヘッドコーチに就任し、2014年から監督に昇格した。
栃木での監督初年度はJ2で12位に終わったものの、今季は24節終了時点で勝ち点23の20位に沈んでおり、残留ラインに1ポイント差と厳しいシーズンをおくっている。その結果、栃木は新たな指揮官を招へいし、リーグ後半戦に向けて巻き返しを図る道を選択した。
阪倉監督はクラブを通じて「日頃よりご支援・ご声援いただいているスポンサーの皆様、毎試合応援していただいたサポーターの皆様の期待に応えられず辞任することになりました。大変申し訳ありません。トップチームコーチを5年、ユース監督を1年、そして監督を1年6ヶ月務めさせていただき栃木SCに私自身も成長させていただきました。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を綴った。
続けて「今後は新監督のもと一致団結してJ1昇格という目標に向かって頑張ってほしいと思います。皆様方におかれましては今後とも栃木SCを熱く応援していただけると嬉しく思います。最後になりますがこの場をお借りしまして私自身を支えていただきました関係者各位、フロントスタッフ、強化部、そして選手たちに心から感謝申し上げます。ありがとうございました」とコメントした。
なお、後任監督については、決定次第発表するとしている。
【了】