レアル・マドリーに加入したキコ・カシージャ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーがエスパニョールから17日に獲得したGKキコ・カシージャは19日、同クラブの公式インタビューに応じた。
14歳でレアル・マドリー下部組織に入団したカシージャは、古巣への帰還について「ホームに帰るのはいつも素敵なこと」と満足感を示した。
「自分が体験していることは、多くの人が体験できることではないということは自覚している。僕にとっての始まりであるマドリーに加入できて幸せ者だ。このチャンスをマックスに活かしたい。そして何よりこのクラブのために戦いたい」
マドリーは、GKケイラー・ナバスの競争相手としてカシージャを獲得した。同チームの目的は、マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘア獲得であることに揺るぎはないが、16年に契約が切れる同選手は来夏にフリーで加入できるため、マドリーはカシージャとナバスで臨む準備は出来ているとも報じられている。
なおカシージャは、自身の長所について聞かれると「落ち着いていることだ」と語り、ポルトに移籍したばかりのGKイケル・カシージャスの弱点であった空中戦については「守備に手を貸したい」と抱負を述べた。
また、07年から15年までプリメーラ(1部リーグ)でプレーしたカシージャは、全試合が実力を試されているテストのようなものだとしながらも、「経験は積んでいる。100試合以上プリメーラでプレーしていることは分かっているし、ついこの前までの少年ではない」と述べた。
ナバスとレギュラーの座を争うことになるカシージャだが「チームの一員として監督の役に立ち、チームと良い和を創ってできるだけ出場できることを願う」と、自身の目標について語った。
最後に、マドリーでの目標については怪我を負わないことを踏まえて「できればマドリーとタイトルを制覇出来たら最高だ。できるだけ多く優勝できたらその方が良い」と、同チームで栄光を手にできる様に願いを込めた。
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