フォンテ(右)とハイタッチを交わすDF吉田【写真:Getty Images】
サウサンプトンに所属する日本代表のDF吉田麻也(26)は18日、フローニンゲンとの練習試合でフル出場し、チームの完封勝利に貢献した。
サウサンプトンは24分、MFドゥサン・タディッチの左CKから主将のDFジョゼ・フォンテがヘディングで合わせて先制。52分には、タディッチと新加入のDFセドリック・ソアレスが抜群のコンビネーションで右サイドを崩し、最後はエリア内に侵入したFWサディオ・マネが流し込み、2点目を挙げる。さらに72分、キレのあるドリブルで中央突破したタディッチからパスを受けたFWグラツィアーノ・ペッレが3点目を決め、チームは3-0でフローニンゲンに快勝した。
サウサンプトンは昨夏に続き、この夏も主力が大量に流出している。DFナサニエル・クラインとMFモルガン・シュナイデルランはそれぞれリバプールとマンチェスター・ユナイテッドに旅立ってしまったため、2014-15シーズンにプレミアリーグでチーム失点数2位を記録した守備を立て直すには、吉田の成長も大きな要素となる。吉田はこの日の試合で相手に失点に許さず、守備ラインから指示を送っていた。
吉田とコンビを組んだフォンテは「準備は着々と進んでいると思う。ヨーロッパリーグ予選3回戦のフィテッセ戦は12日後だが、その前にオランダのチームを経験できるのは良いことだ。今日は我々が目指すスタイルに近かった。クリーンシートを達成し、ハードワークもできた。向上の余地はあるが、我々は前に進んでいる」と新チームの感触に手応えを感じていた。
なお、サウサンプトンは21日にKVVクイック(4部)、23日にフェイエノールトとの強化試合に臨み、30日にフィテッセとホームで1stレグ、8月6日にアウェイで2ndレグを行う。
【了】