実りある強豪同士のプレシーズンマッチ
バルセロナのビッグイアー奪還で幕を閉じた14-15シーズン。およそ1ヶ月が経過し、新たなシーズンを戦うための準備段階で重要なものとなるのがプレシーズンマッチ。
特に、一昨シーズンにラ・デシマ(10度目のCL優勝)をもたらしながら、わずか2シーズンで解任となったカルロ・アンチェロッティ監督の後任として自らの“心のクラブ”でもあるレアル・マドリーを率いることとなったラファ・ベニテス監督にとっては否が応でも緊張感のあるプレシーズンとなるだろう。
その中で迎えた毎年恒例のインターナショナル・チャンピオンズカップ。対戦相手はローマ。
ドルトムントが川崎フロンターレを6-0で粉砕したようなアンバランスな力関係の試合と比べれば、このマドリー対ローマというカードは選手のマッチコンディションの向上やチームの長所や短所を見極める上で十分に実りのある試合となるはずだ。
ハメス・ロドリゲスがコパ・アメリカに参加したために欠場となったレアル・マドリーだが、ベニテス監督は以下の11人をスターティングメンバーに選んだ。
GK:ケイロル・ナバス、DF:セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァラン、ダニエル・カルバハル、マルセロ、MF:アシエル・イジャラメンディ、ルカ・モドリッチ、マルティン・ウーデゴー、FW:ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウド、ヘセ
対するローマは、就任3シーズン目となるルディ・ガルシア監督が率いる。今のところ、特に大きな補強も放出もなくこの一戦を迎えた指揮官は以下の11人を選択。
GK:モルガン・デ・サンクティス、CB:マプ・ヤンガ・ムビワ、レアンドロ・カスタン、マイコン、アシュリー・コール、MF:ラジャ・ナインゴラン、ダニエレ・デ・ロッシ、サリフ・ウチャン、FW:イアゴ・ファルケ、ジェルビーニョ、フランチェスコ・トッティ