サンプドリアで評価を高めたDFロマニョーリ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、イタリア代表の次世代を担う若手DF2選手の獲得に動いている。
英紙『メトロ』によれば、アーセナル首脳陣は、ローマに所属するアレッシオ・ロマニョーリ獲得のため、同クラブでスポーツディレクターを務めるワルテル・サバティーニ氏と会談したと報じられている。20歳のCBは昨季、期限付き移籍先のサンプドリアで左足の正確なビルドアップを武器に定位置を確保し、セリエA30試合に出場した。
日本代表のFW本田圭佑が所属するミランやナポリもロマニョーリに関心を示しており、特にサンプドリア時代に共に戦ったミランのシニシャ・ミハイロビッチ新監督は同選手のプレースタイルを熟知している。ローマは同選手の移籍金を3000万ユーロ(約41億円)に設定しているが、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは2500万ユーロしか支払う意思がないことを明言している。一方、ナポリは移籍金2800万ユーロを提示したものの、ローマに拒否された。
さらに、アーセナルは、ユベントスに所属するダニエレ・ルガーニの獲得にも乗り出していると伝えられている。アーセン・ヴェンゲル監督はルガーニの獲得を熱望しており、移籍金2200万ユーロ(約30億円)でオファー済みだという。21歳のCBは昨季、ユベントスと共同保有権をもっていたエンポリで全試合フル出場を果たし、警告ゼロとリーグNo.1のボール奪取回数を記録した。
なお、アーセナルのフランス人指揮官は、今夏の移籍でペトル・チェフに加え、さらに2選手ほど補強する考えがあることを明言している。2014-15シーズンに飛躍を遂げたロマニョーリとルガーニは、将来どのようなキャリアを歩むのだろうか。
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