レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモス獲得に6000万ユーロ(約80億4000万円)のオファーを提示する意向だと16日付のスペイン紙『アス』が伝えている。
同紙によれば、ユナイテッドは当初4500万ユーロ(約60億円)で問い合わせたものの、マドリーが9000万ユーロ(約120億6000万円)要求しているため、移籍金を増やして譲歩してくれるように願っていると言う。
ユナイテッドは、マドリーが狙っているGKダビド・デ・ヘアの移籍と織り交ぜてラモス獲得を済ませる意向だったが、これらは別個に扱うことになりそうだ
移籍が再三取り沙汰されているラモスだが、ラファエル・ベニテス監督は主将に就任したスペイン代表DFを「チームに不可欠な選手」としており、新シーズンの構想に含んでいる。また、フロレンティーノ・ペレス会長もラモスを「手放したくない選手」と語っており、チーム側は残留を希望している。
一方のラモスだが、自身が要求する年俸1000万ユーロ(13億4000万円)とマドリーが提示した700万ユーロ(約9億3800万円)に開きがあり、これを不満に思ったことで移籍を志願したと思われている。
今夏積極補強を進めているユナイテッドは、中盤にバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーとサウサンプトンのフランス代表MFモルガン・シュナイデルラン、前線にPSVからオランダ代表FWメンフィス・デパイの獲得に成功。
右サイドバックにはトリノからイタリア代表DFマッテオ・ダルミアンを獲得しており、センターバックの補強を急務としていた。
マドリーで445試合に出場し、欧州選手権2連覇やW杯優勝を成し遂げたラモスは、ユナイテッドにとって理想的な人材でもある。
果たしてラモスは、すでに移籍市場でおよそ7500万ポンド(約142億円)を投下したユナイテッドの新たな獲得選手となるだろうか。
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