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大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針

text by 編集部 photo by Getty Images

2013/14

大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針
マルアン・フェライニ【写真:Getty Images】

マルアン・フェライニ
 27年間ユナイテッドを率いたサー・アレックス・ファーガソン監督の後を継いだデイビッド・モイーズ監督たっての希望で、エバートン時代の教え子である194cmのベルギー代表を2750万ポンド(約42億5000万円)で獲得。スコットランド人指揮官が夏の市場で予算を使って獲得した唯一の主力選手となった。

 チームはこの年のリーグ戦を7位で終えチャンピオンズリーグ出場権を逃すという失態を晒し、当のモイーズ監督はシーズン終了を待たずして解任されてしまう。

 しかし、フェライニは抜群の高さを武器に、現在のファン・ハール監督のもとでも重宝される存在となっている。

 

大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針
アドナン・ヤヌザイ【写真:Getty Images】

アドナン・ヤヌザイ
 ユナイテッドの下部組織からトップチーム入りを果たしたヤヌザイは、デビューシーズンで27試合4得点4アシストを記録し、香川真司の最大のライバルと目された。

 コソボ系アルバニア人の父親を持つベルギー人のヤヌザイは祖先の家系に様々なルーツを持ち、コソボ、アルバニア、セルビア、トルコ、クロアチア、そしてイングランドもA代表招集を狙うなど、7ヶ国による争奪戦が起きていた。

 ユナイテッドでもライアン・ギグス氏の背番号「11」を引き継ぐなど、大きな期待を寄せられていたが、ファン・ハール監督のもとで18試合無得点と鳴りをひそめてしまっている。
 

大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針
フアン・マタ【写真:Getty Images】

フアン・マタ
 2012年、チェルシーでチャンピオンズリーグ優勝に貢献したマタだったが、翌年チームに復帰したジョゼ・モウリーニョ監督と馬が合わず、冬の移籍市場でユナイテッドに放出された。

 クラブ史上最高額となる3700万ポンド(約62億円)でユナイテッドへ移籍したマタは、その類稀なるテクニックとパスセンスでモイーズ監督、ギグス暫定監督、ファン・ハール監督のもとで欠かせない存在となり、リーグ戦48試合15得点9アシストを記録している。

 

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