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大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針

マンチェスター・ユナイテッドは今夏、およそ7500万ポンド(約142億円)もの資金を投下して4人の選手を獲得した。昨夏に続いて大型補強となったが、これまで獲得した選手は指揮官の方針によって違いが見えてくる。今回は、ユナイテッドが過去5年間に渡って獲得した主な選手を振り返ってみよう。

text by 編集部 photo by Getty Images

2015/16

大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針
メンフィス・デパイ【写真:Getty Images】

メンフィス・デパイ
 ユナイテッドは、シーズン終了を待たずしてこのオランダ代表ストライカーとの合意を発表した。PSVに支払った金額は、2500万ポンド(約46億円)とされている。

 PSVの下部組織で育ったデパイは、21歳ながら昨季のエールディビィジでチームを7年ぶりリーグ優勝に導き、自身も22得点を挙げて得点王に輝いた。

「ユナイテッドでプレーする夢が叶った」と語ったデパイは、チームを去ったラダメル・ファルカオとロビン・ファン・ペルシの穴を埋めることができるだろうか。
 

大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針
マッテオ・ダルミアン【写真:Getty Images】

マッテオ・ダルミアン
 昨季の右サイドバックには、ブラジル代表DFラファエウ・ダ・シウバがファン・ハール監督の構想外となり、本職がウインガーのエクアドル代表MFアントニオ・バレンシアがコンバートされるなど、ひとつの補強ポイントでもあった。

 ユナイテッドは、このイタリア代表DFに推定1270万ポンド(約24億円)を費やした。ミランの下部組織出身のダルミアンは、トリノで印象的なパフォーマンスを披露すると、イタリア代表としてW杯にも出場するなど、大きな成長を遂げている。
 

大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針
バスティアン・シュバインシュタイガー【写真:Getty Images】

バスティアン・シュバインシュタイガー
 8度のブンデスリーガ、7度のDFBポカール、チャンピオンズリーグにW杯…。2002年からバイエルン・ミュンヘンのトップチームでプレーしていたシュバインシュタイガーは、クラブと代表でタイトルを欲しいがままにしていた。

 そんなシュバインシュタイガーのユナイテッド移籍は、驚きをもって世界中に伝えられた。数々のタイトルを獲得したドイツ代表MFに費やした1260万ポンド(約24億円)という金額は、3年ぶりリーグ優勝を目指すユナイテッドにとっては安い買い物だったのかもしれない。
 

大型補強のマンU、過去5年間の獲得選手を振り返る。色濃く見える指揮官の方針
モルガン・シュナイデルラン【写真:Getty Images】

モルガン・シュナイデルラン
 2008年にストラスブールからサウサンプトンにやってきたシュナイデルランには、アーセナルやトッテナムなど多くのビッグクラブが興味を示していた。しかし、ユナイテッドは2500万ポンド(約48億円)の移籍金で争奪戦を制し、このフランス代表MFを確保した。

 今季はマイケル・キャリックやダレイ・ブリント、アンデル・エレーラらとともにユナイテッドの中盤を支える一角となる。
 

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