マンチェスター・ユナイテッドのGKビクトール・バルデス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督に「チームに居場所は無い」と宣告されたGKビクトール・バルデスは、バレンシアへの移籍が濃厚だと15日付のスペイン紙『スポルト』が1伝えている。
同紙によればバルデスの代理人を務めるヒネス・カルバハル氏の協力者が14日の夜、バレンシアの幹部と会談したという。
バレンシアは、2016年にユナイテッドとの契約が切れるバルデスを1年のレンタル獲得し、今季のパフォーマンス次第で2年契約を提示することを希望している。ユナイテッドもこの条件を受け入れる意向だ。
ヌーノ監督が率いるバレンシアは、正GKジエゴ・アウベスが大けがを負って来年の1月まで復帰できないため、早急にGKの補強を必要としている。一方、バルデスもチャンピオンズリーグ(CL)にも出場できるため、このオファーに興味を示しているという。
だが、バルデスの高額な年俸がネックとなりそうだ。バレンシアはバルデスをスター選手として迎えるつもりはないため、現在ユナイテッドで貰っている350万ユーロ(約5億円)より少ない年俸になるかもしれない。
バルデスはバルセロナ時代にD・アウベスと同様、膝に大けがを負った過去がある。2014年6月にバルサを退団し、半年間フリーとなっていたが、昨季冬の移籍市場でユナイテッドに加入した。
しかし、ダビド・デ・ヘアの存在を脅かすことが出来ず、イングランドでは2試合の出場に留まっていた。
【了】