東京ヴェルディは15日、清水エスパルスもMF高木善朗の期限付き移籍加入を発表した。契約は今季末までの半年間となっている。

　元プロ野球選手である高木豊氏の息子で、兄・俊幸、弟・大輔とともに東京Vの下部組織で育った高木善にとって4年ぶりの古巣復帰となる。また、弟とも4年ぶりに同じチームでプレーすることになる。

　東京Vのトップチームで1年半活躍して2011年にオランダのユトレヒトへ移籍した高木善だが、在籍2シーズン半でわずか34試合しか出場できず、昨年清水に加入してJリーグに復帰。しかし、そこでも出場機会を得ることができず今季はリーグ戦4試合とナビスコ杯4試合の出場にとどまっていた。

　かつて海外移籍へのきっかけを掴んだ古巣復帰に際し、高木善は東京Vの公式HP上で「4年ぶりに帰ってきました高木善朗です。半年間という短い期間ですが、自分を育ててくれたクラブのために最大限の努力をして、サポーターの皆さんに楽しんでもらえるプレーをしたいと思います。一緒にJ1目指して頑張りましょう！ これからよろしくお願いします」とコメントし、慣れ親しんだ仲間たちとのプレーを心待ちにしている。

　高木善は16日のトレーニングから東京Vに合流し、古巣での再デビューを目指す。

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