バルセロナのルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】
バルセロナのルイス・エンリケ監督は14日、プレシーズン前の記者会見に出席した。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
昨季はリーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイの三冠を達成したバルサだが、L・エンリケ監督は既に「今興味があるのは六冠制覇だ。再び全チームが我々に勝つことを目指してかかるだろう」と、過去の栄光を忘れ、来季に向けて取り組んでいる姿勢を示した。
2度に渡って三冠を達成した初めてのクラブに輝いたバルサは、今季スーペルコパ・デ・エスパーニャとUEFAスーパー杯、そしてクラブW杯で優勝した場合、2度目の六冠達成となる。
来たる新シーズンに向けてセビージャからMFアレイクス・ビダル、アトレティコ・マドリーからMFアルダ・トゥランを獲得したバルサ。アルダの補強を直接要望したと認めるL・エンリケ監督は、会長選挙が始まる前に獲得に成功した臨時委員会を祝福し、同選手とアレイクスを「偉大な補強」と称えた。
なお2軍からトップチームに昇格した選手は、昨季幾度か姿を見せたFWサンドロとFWムニールだけ。スペイン人指揮官は昨季セグンダB(スペイン3部リーグ)に降格したバルサBのパフォーマンスについて「満足していない。彼等にはもっと期待していた」と批判した。
一方、チェルシー移籍が噂されているFWペドロ・ロドリゲスに関しては「彼の価値とパフォーマンスは常に評価してきたから去らないで欲しい」と述べた。
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