引退を決断したパブロ・アイマール【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表MFパブロ・アイマールが現役引退を決断したようだ。14日、アルゼンチン『カンチャレーナ』を含む複数のメディアが報じている。
アイマールはチームメイトに対して引退の意思を表明した手紙を発表したようだ。同選手は昨年4月に右足首を負傷して長期離脱を強いられていた。6月にリーベル・プレートで復帰を果たしていたが、コンディションが上向かず引退を決意したとみられている。
チームメイトに送られた手紙のなかで、アイマールは「素晴らしいグループの中で幸せなひとときを過ごすことができた。みんなに感謝するよ。僕は今後リストに入ることはないだろう」とつづっている。
リーベル・プレートは8月11日に行なわれる「スルガ銀行チャンピオンシップ」で来日する。元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラが加入したことでアイマールとコンビで来日が期待されていた。
アイマールは1996年にリーベル・プレートでプロデビューを果たすと、2001年にスペインのバレンシアに移籍。その後レアル・サラゴサ、ベンフィカ、ジョホール・ダルル・タクジムでプレーした。アルゼンチン代表では52試合に出場し、8ゴールを記録。2009年にはFIFAワールドカップ・南米予選の終盤でトップ下として先発出場し、2アシストを記録して母国のW杯出場に貢献している。
典型的な「10番」タイプの司令塔として、多くのサッカーファンに愛されたアイマール。また1人偉大な選手がスパイクを脱いでしまうのだろうか。
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