ファビオ・カペッロ監督【写真:Getty Images】
ロシア代表を率いるファビオ・カペッロ監督(69)の退任が迫っている。
2018年W杯開催国のロシアは、EURO2016予選グループで首位オーストリアに勝ち点8差、2位スウェーデンに同4差の3位に沈んでおり、本大会出場が危ぶまれている。9月にはスウェーデンとの直接対決が迫っており、仮にその試合で勝利を逃せば、残り3試合で本戦出場が確定する2位以内に入ることが現実的に難しくなる。
伊メディア『スカイ・スポーツ』によれば、カペッロ監督とロシアサッカー連盟は、代表チームの不振のよってその関係が崩れ、双方合意の上で契約を解消するという結論に達したと報じられている。なお、公式発表は15日にカペッロがモスクワで手続き書類にサインしてから行われる見通し。
イタリア出身のカペッロ監督は、1987年にミランで指導者のキャリアをスタートさせると、レアル・マドリー、ローマ、ユベントス、イングランド代表の指揮官を歴任。2012年7月に年俸700万ユーロ(約9億5000万円)でロシアの監督に就任していた。
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