ユベントスに所属するFWジョレンテ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのトッテナムが、ユベントスに所属するスペイン代表のFWフェルナンド・ジョレンテ(30)の獲得に動いている。
2013年夏にビルバオからフリーでユベントスに入団したジョレンテは、過去2シーズンに渡って主力を務め、スクデット4連覇に貢献してきた。しかし、クラブは今夏の移籍で戦力を着々と整えており、アトレティコ・マドリーからFWマリオ・マンジュキッチが新たに加わったことで、2015-16シーズンの出場機会はさらに減ることが予想される。
伊TV局『メディアセット』によると、トッテナムはジョレンテ獲得のためユベントスに移籍金1500万ユーロ(約20.5億円)のオファーを提示したと報じられている。同クラブは、ここ数年で目立った活躍ができずにベンチを温める日々が続いていたFWロベルト・ソルダードとFWエマニュエル・アデバヨールに代わる即戦力を必要としている。
長身ストライカーを必要としているのはトッテナムだけではない。イングランド国内のライバルであるリバプールも不発に終わったFWマリオ・バロテッリの代役としてジョレンテ獲得に関心を示しており、一部の報道では移籍金2000万ユーロ(約27.3億円)を用意していると伝えられている。
なお、リバプールを率いるブレンダン・ロジャース監督は、アストン・ビラのFWクリスティアン・ベンテケ獲得を最優先と考えており、FWラヒーム・スターリングのマンチェスター・シティ売却が完了すれば、高額移籍金を使って一気に補強を進める可能性もある。
ユベントス退団が囁かれるジョレンテは、どのクラブで新シーズンを迎えることになるのだろうか。
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