リバプールに所属するスターリング(左)とバロテッリ【写真:Getty Images】
リバプールは11日、プレシーズンツアーに向けた30名を発表。退団が噂されるイングランド代表のFWラヒーム・スターリングがリストに入った一方で、イタリア代表のFWマリオ・バロテッリはメンバーから外れた。
スタリーングは先日、クラブにツアー不参加の意思を電話で伝え、体調不良を理由に練習を2日間も欠席した。同選手はタイトルを狙える強豪クラブへの移籍を望んでおり、2014-15シーズンから盛んに退団が取り沙汰されていた。なお、リバプールはマンチェスター・シティから移籍金4000万ポンド(約74億円)のオファーを2度受けたが、いずれも拒否している。
一方、バロテッリは、2014年夏に移籍金1600万ポンド(約30億円)でリバプールに加入したものの、プレミアリーグでわずか1ゴールに終わり、首脳陣の期待を大きく裏切った。そのため、クラブは新シーズンの戦力として同選手を評価しているとは考えづらく、今回のツアーに招集しないことで今夏の放出をほのめかした。なお、バロテッリにはサンプドリアやベジクタシュなどが獲得に興味をもっていると伝えられている。
また、コパ・アメリカ(南米選手権)に参加したブラジル代表のMFフィリペ・コウチーニョとロベルト・フィルミーノ、U-21欧州選手権に参加したドイツ代表のMFエムレ・ジャンは夏季休暇延期のため招集外となった。
リバプールは12日にアジアツアーに出発し、タイ、オーストラリア、マレーシアで親善試合を戦う。
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