モナコのベルギー代表FWヤニック・フェレイラ・カラスコ【写真:Getty Images】
スペイン・リーガエスパニョーラに属するアトレティコ・マドリーは、2000万ユーロ(約28億円)でバルセロナに売却したMFアルダ・トゥランの後釜を獲得寸前だとスペイン紙『アス』が9日に伝えている。
後釜として選ばれたのは、フランス・リーグ1のモナコに所属するベルギー代表FWヤニック・フェレイラ・カラスコ(21)である。
同紙によれば、モナコは1500万ユーロ(約21億円)で売却する代わりにアトレティコが同選手を将来売却した場合、移籍金の25%のキックバックを貰うという条件も提示しているが、アトレティコは2000万ユーロで済ませる意向だと報じている。
なお、同じくリーガエスパニョーラのセビージャもカラスコに興味を示していたが、同選手はアトレティコを優先したという。因みにベルギー出身であるものの、スペイン語が話せるため、言語の順応に関しては問題ないと思われる。
ベルギー代表の全カテゴリーでプレーしたカラスコは、今年3月のユーロ予選キプロス戦でA代表デビュー。アルダの様にドリブルにも長けており、シュート力もあるミッドフィルダーだが、抜群のスピードを活かしてサイドから攻めるウィンガーとしても起用できる。
今季52試合に出場したカラスコは、8ゴール14アシストを記録。昨夏レアル・マドリーに移籍したMFハメス・ロドリゲスの穴を十分に埋めている。
カラスコの獲得に成功した場合、アトレティコにとってはビジャレアルのFWルシアーノ・ビエット、ポルトのFWジャクソン・マルティネスに続いて3人目の補強となる。
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