レアル・マドリーの新選手として発表されたDFダニーロは9日、記者会見で同移籍の印象について言及した。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　子供から夢見ていたマドリー移籍についてダニーロは「夢が叶った」と満足感を示し、「世界最高のクラブに来た。唯一チャンピオンズリーグ（CL）を10回に渡って優勝したクラブだ。感動しているよ」と、同クラブの偉大さを強調した。

　右サイドバックを務めるブラジル人であれば、誰もが元ミランのDFカフーの様になりたいと願うが、ダニーロも例外ではない。しかし、同選手は誰とも比較されることを好まず「僕は特殊で唯一無二の特徴がある。僕はマドリーで“将来のダニーロ”になりたい」と意気込んだ。

　ダニーロのポジションにはDFダニ・カルバハルやDFアルバロ・アルベロアがいるが、同選手は国際レベルの選手が3人いることは「クラブにとってポジティブ」と、チームを重視する姿勢を示した。

　カルバハルはダニーロが発表される前から残留を強調し、ダニーロとポジションを争う姿勢を示していたが、もう一人の右サイドバックとなるアルベロアの去就は不明である。

　3500万ユーロ（約49億円）でマドリー史上最高額のDFとなったダニーロだが、プレッシャーではなくむしろ「光栄だし、評価されていると感じる」と述べた。

　一方、コパ・アメリカ（南米選手権）出場を逃すきっかけとなった足首の負傷については既に回復していると断言。

　今季41試合（先発38試合）で7ゴール5アシストを記録したダニーロは、憧れのカフー同様、果敢に右サイドを走って相手ディフェンスを脅かす攻撃的なサイドバックとして注目を浴びていた。

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