レアル・マドリーのGKイケル・カシージャス【写真:Getty Images】
ポルト移籍が間近といわれていたレアル・マドリーGKイケル・カシージャスは、達していた退団合意が破談したと9日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
同紙によれば、スペインより規模が小さいポルトガルの課税システムと、カシージャスが残りの2年分の給与を税抜ではなく税込で受け取りたいため、意見の食い違いが生じているとしている。手数料を貰う代理人が複数いることも、最終的な合意を妨げる要素となっている。
11日に始まるプレシーズンの前にカシージャスを手放す意向だったマドリーは、想定外のハプニングを対処しなければならないことになるのかもしれない。退団セレモニーも同日に行われる予定だったが、10日に問題を解決しない場合、遅らせざるを得なくなる。
残りの2年分の給与である1350万ユーロ(約18億1000万円)を要求していたカシージャスは、最終的に譲歩して現在の年俸とポルトが提示した金額の差額をマドリーが支払うことになったと報じられていたが、双方が納得する合意に達するのは一筋縄にはいかなさそうだ。
果たして報道通りポルトガルへ渡るのか、それとも一転してチームに残るのか。マドリーの主将の動向には大きな注目が集まりそうだ。
【了】