バイエルンはプランBを準備できるか
8日付の『シュポルトビルト』誌によれば、ペップはマンチェスター・ユナイテッド所属のディ・マリアのクオリティを大変好んでいるという。ディ・マリアの獲得については高額の移籍金がネックになっており、代理人のジョバンニ・ブランキーニを通してクラブ間で話し合いが持たれているとのことである。
なお、ディ・マリアを欲しがるということは、コスタ1人ではやはり際立つ2人のアタッカーの代役として決して「パーフェクト」とは言えないということだろう。ディ・マリアは、ロッベン、リベリーとはややスタイルの趣を異にする。それでもミュラーの言う「素晴らしいサイドアタッカー」の候補となることは、複数のポジションをこなせることを踏まえても、間違いはないだろう。
2日付のキッカー紙に対してマティアス・ザマーSDは「我々はファーストクラスのメンバーを抱えている。私はとても、とても、彼らに満足しているよ」とコメントを残している。しかしウイングのポジションは、まだ解決しきってはいない補強のポイントと言えそうだ。
また、『シュポルトビルト』誌によればシュバインシュタイガーは今季もバイエルンでプレーするかどうかがまだ決まっていない。休暇明けにルンメニゲ会長と話し合いがもたれるとのことである。
いずれにせよ、ロッベンとリベリーを同時に失ったときのプランBをどうするのか。それが、ブンデスリーガで史上初の4連覇を目指すバイエルンの現時点での課題と言えそうだ。
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