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最下位清水、残留の切り札にFW鄭大世を獲得「サッカー人生のキャリアを捧げる」

text by 編集部 photo by Getty Images

最下位清水、残留の切り札にFW鄭大世を獲得「サッカー人生のキャリアを捧げる」
清水エスパルスへ完全移籍するFW鄭大世【写真:Getty Images】

 J1の清水エスパルスは9日、Kリーグの水原三星ブルーウィングスから元北朝鮮代表FW鄭大世を完全移籍で獲得したことを発表した。

 名古屋市生まれの鄭大世は、2006年に川崎フロンターレへ加入。強靭なフィジカルとスピードで112試合46得点とゴールを量産した。

 2010年にブンデスリーガ2部のボーフムへ移籍し、2012年に1部のケルンへ。しかし、出場は5試合と出番を掴むことが出来ず、水原三星に新天地を求めた。

 鄭大世は清水のオフィシャルサイトを通じ、「清水エスパルスという名門クラブに加入することができて光栄に思います。残りのサッカー人生のキャリアをエスパルスに捧げ、勝利のために自分を犠牲にして、皆さんと共に歩んで行きたいと考えています。エスパルスの歴史に栄光という二文字を僕の心、そしてサポーターの皆さんの心に刻みたいです」とコメントを残している。

 清水は1stステージを終えた段階で勝ち点13の最下位。Jリーグ発足時の「オリジナル10」でJ2降格を経験していないクラブのひとつでもあるが、今季は最大の危機を迎えている。

 2ndステージの開幕戦でヴィッセル神戸と対戦する清水は、第4節に鄭大世の古巣である川崎Fと等々力競技場で対戦する。

 果たして“人民のルーニー”は、残留の切り札となるのだろうか。

【了】

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