W杯初戦を控えるビーチサッカー日本代表
ビーチサッカー日本代表のマルセロ・メンデス監督【写真:Getty Images】
なでしこジャパンのワールドカップ2大会連続決勝進出に引き続き、もうひとつの日本代表が日本時間木曜日の夜にW杯初戦を迎える。ビーチサッカー日本代表はエスピーニョで開催国ポルトガルと対戦する。
マルセロ・メンデス監督は、伝統的にあまり人気がないなか数々の美しい試合を生み出してきたなでしこ達の前向きさをチームが参考にしてくれることを望んでおり、今後はビーチサッカーも人気スポーツになる可能性があると感じている。
「ソックスもシューズも必要ないし、ビーチでプレーすることはとても気持ちがいい」と、東京を出発する前にメンデス監督は話す。「練習もプレーもできるし、子供達は泳いだ後に楽しむことができる。ビーチサッカーの試合では華々しいスキルを観ることができ、他とは完全に異なるものだ」
「試合では常に勝者が決まる。3ピリオド終了後にタイゲームだった場合は、延長戦を戦ったあと、PK戦を行う。フットサルやサッカーとは違い、非常にエキサイティングな試合になる」
ブラジル人指揮官は、これまで欧州(ポルトガル)、南米(ウルグアイ)、北米(アメリカ)、アフリカ(南アフリカ)、アジア(UAE)など、世界中の代表チームを指導してきた。そして、彼は日本サッカー協会(JFA)が本気で考える代表チームの編成に幅広い経験をもたらしている。
メンデス監督は協会の支持に感謝する一方で、ニッチスポーツに全く関心を示さない日本のメディアから注目を集めることに的を絞っている。
「我々はJFAからの支援は受けているが、メディアからの大きなサポートはない。チームがW杯予選を戦っているとき、日本では1試合も中継されなかった。我々の活動を国民はどのように知ればいいというのだ」